【2/24@オンライン】アーバニズム・レビュー 2021-1[新しく発表された都市に関わるプロジェクトをレビューする場]
都市に関わるプロジェクトは雑誌やシンポジウムで発表されることはありますが、それに対する批評に基づく議論の場はこれまでうまく成立してきませんでした。建築と違ってメディアも少なく、プロジェクトの関係者の数が多いことや評価を得るまでに長い時間がかかることなどの理由があるのかもしれません。しかし、批評はプロジェクトの価値を正しく評価するためだけでなく、分野全体の意識や技術の進歩にとっても不可欠なものです。そこで私たちは、新しく発表された都市に関わるプロジェクトをレビューする場をつくろうと考えました。
【2月6日@オンライン】巨大災害に備える — 事前復興まちづくりは今 —
東日本大震災から10年が過ぎようとして成果とともに多くの課題も明らかになりつつある。こうした中、阪神・淡路大震災の復興過程で語られるようになった「事前復興」は、防災・減災の中核に据えられようとしている。それとともに、この言葉は多義的に使われるようになり、大きな広がりを持つとともに、経験も積み重ねられ、本格展開への新たな段階を迎えている。
本シンポジウムは、首都直下地震、東海東南海巨大地震等を想定して先進的に取り組まれてきた事例を取り上げ、その推進者である3人から具体的な方法と成果について講演をいただき、関係者のコメントなどを含めて、事前復興まちづくりの現在と今後、その可能性について明らかにしたい。
3つの講演は、年報・造景(2019)「巨大災害―ミクロから組み立てる事前と事後」の3つの論文、及び関連するその後の展開について述べていただく。